神様までIPOの鐘を鳴らしに行った、このAIビジネスの世代はファンタジーすぎる

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今日は、非常にパンクなAIビジネスについて話しましょう。

皆さんご存知の通り、今はどんな会社もAIの波に乗りたがっています。SMS送信会社はAIカスタマーサービスだと主張し、PPT作成ツールはAIオフィスツールだと言います。

信じられますか?アメリカでは、神様までAI変革を始め、最近IPOを完了しました。

その背後には、今日話すGlooという会社があります。

Glooは「キリスト教テックプラットフォーム」を自称し、教会や非営利団体にAIツールとデジタルコンテンツを提供。主力製品のBible Chatは世界で最も急成長する宗教アプリです。発売からわずか1年でユーザー1000万人、年収1500万ドルに達しました。

米国iOS無料ランキングでは、AmazonやFacebookのような巨人を時々抜くほどです。

11月19日の上場以来、Gloo株は18.75%上昇、現在時価総額7億4700万ドルです。

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今日は、この「奇抜な」AI上場企業について話しましょう。

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「AI」を224回含む狂気

アメリカでは、宗教は「愛で発電」する慈善事業なんかじゃなく、兆単位の巨大市場です。

驚くデータをいくつか:

2024年、米宗教団体は2450億ドルの収入を上げました。最近数年の年平均成長率8.6%で、サービス業平均を圧倒。

さらに驚くのは浸透率。米国には1万9500の町や村がありますが、キリスト教団体は41万5000もあります。

どういうことか?平均1村あたり20の教会があなたを救うのを待っています。この密度、上海のコンビニより、上海の蜜雪氷城より激しい。

このレッドオーシャン市場で、Glooは当初SMS群発やアウトソーシングの「教会版DingTalk」でした。今年7月までに、Glooプラットフォームは14万以上の教会とリーダーを束縛。

AIブームが来ると、Glooは悟りを開き、「サイバーリリジョン」に進出。上場資金調達のため、目論見書で「狂気の沙汰」を:

全文で「人工知能」(AI)を224回言及。

知らない人はNVIDIAかOpenAIの決算書かと思うでしょう。

ストーリーを丸くするため、Glooは「現力」モード発動。2024年9月から2025年1月にかけて2社のAI宗教会社を連続買収、1クォーター1社のペース。

戦略は単純粗暴:自社開発遅い、ビジネスモデル確立したのを買う。

有名なのは今年1月買収のFaith Assistant(製品Bible Chat)。

これは宗教界のChatGPT。買収前はスタートアップ製品でしたが、データは驚異的:

今年2月データでは、発売1年でユーザー1000万人、年収1500万ドル。欧州全カテゴリ最速成長モバイルアプリ、世界宗教アプリ最速。

米国iOS無料榜でAmazon、Facebookを時々抜く。

このアプリは何?簡単に「AI牧師」。

Bible Chat

▲Bible Chat

深夜3時に落ち込んで、心苦しく誰かに話したい。昔は牧師をベッドから引きずり出す必要ありましたが、今は不要。Bible Chat開く—基盤はChatGPTだが「開光」(ファインチューン)済み。

祈り同行、聖書読書ガイド、さらには「パーソナライズド・デボーション・プラン」生成。AI:「主は言われる、明日の心配はするな。明日は明日の心配がある。一日の苦難は一日に十分……(ここにマタイ福音書の関連聖句)読後チェックインで霊修時刻記録~」

CエンドAIアプリ買収以外、GlooはVisitor Reachプラットフォームに投資。

これが凄い。教会最大の悩み「新規獲得」を解決。

AI広告配信、興味持ってクリックしたらAIが牧師に変装チャット。トーン選択:励まし系暖男か情報密集学霸?AIが自動「牧師スタイル」返信生成。

慈悲深い牧師との魂の対話だと思ったら、向こうはデータ狂走のコード一行。

もちろん、外買いだけじゃなく自社も本気。

例:信仰リソース引用、多ターン対話対応AIアシスタント、自社開発中テスト中。

外部AIは幻覚起こし聖書とハリポタ混同。でもGlooはRAG(検索拡張生成)使用。

簡単に:回答前、Gloo指定「真理ライブラリ」検索、ヒットしてから話す。「勅命回答」で神学エラーなし。

さらに狡猾、白ラベル展開対応。半成品AIを教会/団体に売り、ロゴ貼れば専用AIに。

製品完璧化のため、前Intel CEO Pat GelsingerをGloo技術責任者兼執行会長に招き、仮想アシスタント&信仰アライメントLLM開発主導。

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こうしてGlooはSMSパッケージツール屋から「信仰解釈権独占」AIプラットフォームへ。

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収入成長は「買買買」頼み

ここまでで疑問:宗教市場巨大なのにGlooなぜAIに必死?

理由は素朴:金なし。宗教マネー多いが教会から抜くのは天登り並み難易度。

なぜ?教会マネーは「献金」、牧師カリスマとコミュニティ雰囲気頼み。外部介入不可!

これで2024年前のGlooは惨め。プラットフォーム、SaaS狙うも不人気。

稼ぎ方は笑える、2つ:

1つ目、イエスPR。「He Gets Us」大プロジェクト受注。

これ?金持ち大物らが若者がイエス嫌いと怒り、1億ドルぶっこみ潮流・包容「暖男」イメージ化。

Glooは裏方サポート/技術。2023年総収2129万ドル、このプロジェクト単独1333万。テック企業?イエスの4A広告代理だ。

2つ目、左手右手。財団がGlooに寄付、Glooが小教会に再分配—条件はGlooソフト購入。

全体、24年前は大物施しで暮らす「軟飯男」。

これで終わりと思うな、資本をなめるな。2024年Gloo覚醒:

自社製品作れなきゃ買えばいい。

狂「買買買」モードで「教会版淘宝+钉钉」フランケンシュタイン化。

カートの中身、AI宗教以外:

- Outreach(教会淘宝):イベント?バナー、ポスター、チラシ揃い。即現金化硬通貨。Gloo収益1/3寄与。

- Church Law & Tax(教会法務):神のものは神に、皇帝のものは皇帝に。だがIRSはIRS。コンプライアンス、給与、節税指南。

- Masterworks & Igniter(全域マーケティング):前者は募金戦略—信者から金抜き方、後者はTikTok短動画素材—バズらせ方。

Glooはアウトソース屋卒業、「教会OS」構築。新規(マーケティング)、活性(AI交流)、変換(募金)、後方(資材、税務)全包。

この猛虎操作でGloo大勝利。

2025年7月まで1年未満、収益2848万ドル、前年比168.7%増。

半年前収益が去年1年超え。

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まとめ

ビジネス尽頭はしばしば玄学、玄学尽頭はビジネス。

AIが人間代替可能かは不明、だが「神カスタマーサービス」は請け負える。

Glooの狙い:人情・魅力・コミュニティで維持の原始宗教を、データ・配信・SaaS駆動現代ビジネス機械へアップグレード。

10年以上宗教ビジネスで、Glooは究極真理悟り:

牧師に説教教えるより「鎌」を売れ。

信仰は無料、だがAI時代、信仰への「帯域」は有料。

これがサイバーパンク時代の福音。

文/林白

メインタグ:AI宗教ビジネス

サブタグ:Gloo IPOサイバーパンク宗教教会SaaSBible Chat


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