開発者の皆さんは、もうClaude CodeやCursorをうらやむ必要はありません!Googleが画期的な製品、Gemini CLIをリリースしました。これはターミナルで動作するオープンソースのAIエージェントです。
Googleは今回、直接的に市場を揺るがしています:
無料利用:個人のGoogleアカウントでログインするだけで、Gemini Code Assistのライセンスを無料で取得できます。
強力なモデル:無料版では、Gemini 2.5 Proモデルとその巨大な100万トークンのコンテキストウィンドウを直接利用できます。
大量利用:業界最大級の無料枠を提供——毎分60リクエスト、毎日1000リクエストが完全に無料です!
これは、ほとんどの個人開発者や学習者にとって、この強力なAIパートナーをターミナルでほぼ無制限に利用できることを意味します。コード作成、デバッグ、学習、タスク自動化のいずれにおいても、十分すぎるほどの性能を発揮します。
このニュースが報じられるやいなや、GitHubプロジェクトは瞬く間に9千以上のスターを獲得しました。
GitHubアドレス:https://github.com/google-gemini/gemini-cli
ポジショニング:多機能AIコマンドラインアシスタント
Googleは開発者を理解しており、コマンドライン(CLI)の重要性を知っています。Gemini CLIはこれを深く理解しており、単なるコードジェネレーターではなく、さまざまなタスクを処理できる多機能AIアシスタントです:
コーディングとデバッグ:コードの作成、複雑なコードベースの理解、バグ修正、テストケースの生成。
コンテンツ作成と研究:ドキュメントの作成、ブログ記事の生成、深層技術研究の実施。
タスク管理と自動化:複雑なタスクをステップに分解し、スクリプトで自動化。
たとえば、GoogleのVeo 3およびImagenモデルと連携することで、Gemini CLIはコマンドラインで「オーストラリアのジンジャー猫の冒険物語ショートビデオの制作」といった複雑なタスクを、ビデオ生成やナレーション合成を含めて完了できます。
主要機能
Gemini CLIに組み込まれた強力なツールは、オープンな設計思想に基づいています:
Google検索の活用:リアルタイムでウェブコンテンツをクロールし、モデルに最新の外部情報を提供することで、回答が古くなったトレーニングデータに限定されることがなくなります。
完全オープンソースと拡張性:Apache 2.0ライセンスの下で完全オープンソースです。コードをレビューし、そのセキュリティを検証し、さらにはコードに貢献することもできます。また、MCP(モデルコンテキストプロトコル)とプラグイン拡張もサポートしており、非常に高い柔軟性があります。
高度なカスタマイズ性:GEMINI.mdファイルなどを通じてシステムプロンプトや命令をカスタマイズし、Gemini CLIをあなたに最も合った専用アシスタントに調整できます。
既存のワークフローとのシームレスな統合:非対話モードをサポートしており、自動化スクリプトから簡単に呼び出すことができます。
VS Codeとのシームレスな切り替え
Gemini CLIは、GoogleがVS Codeで提供するAIコーディングアシスタント、Gemini Code Assistと同じコア技術を共有しています。
これは、ターミナルでもグラフィカルなVS Codeでもプロジェクト開発を行う際、同じく強力で一貫した「AIエージェント」体験を得られることを意味します。Code Assistの「エージェントモード」も、テストの作成、エラーの修正、機能の構築、さらにはコードの移行といった複雑な多段階タスクを完了するのに役立ちます。
使い方
インストールと使い方は非常に簡単です。
Googleがこれらの無料サービスを提供できるのは、主に自社チップの最適化と改良によるものであり、これはOpenAIやAnthropicなどの企業にはない利点です。
参考:
https://blog.google/technology/developers/introducing-gemini-cli-open-source-ai-agent/